校長挨拶

  

 宮城県名取高等学校ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

 

<沿革>

 本校は、大正13年、岩沼実科高等女学校として開校し、昭和23年に宮城県名取高等学校になり、今年で創立100年目を迎える県内でも有数の歴史と伝統を誇る高校であります。この間、卒業生は2万5千名を超え、政治、経済、教育等、広く各界で活躍されており、このことは本校の誇りとするところであります。

 

<新校舎>

 平成30年度より、県内でも有数の素晴らしい施設設備の整った新校舎が完成し、供用開始となり、続けて令和元年度にはグラウンド、令和3年度には新体育館が完成し、授業や行事、部活動等で快適に過ごしております。

 

<生徒数>

 令和5年度は、全日制には普通科18クラス、家政科3クラス併せて817名が在籍し、定時制普通科には46名が在籍し、共に元気に学んでいます。

 

<進路状況>

 今春(令和5年3月)の全日制卒業生の進路状況は、大学等進学(四年制大学・短期大学等)100名、専門学校(看護専門学校、専修・各種専門学校等)99名、就職(公務員含む)50名、その他となっております。定時制においても、就職のほか、高等技術専門校に進学した生徒もおります。全日制・定時制共に多様な進路希望に対応すべく、入学時から計画的に進路について考える機会をつくっております。

 

<部活動等>

 部活動(運動部(18)・学芸部(13)・同好会(1))や生徒会活動も盛んで、運動部・学芸部を問わず、県大会上位入賞・東北大会や全国大会でも活躍しています。また、総合的な探究の時間や様々な行事等を通して、思考力・判断力・表現力の伸長や自己肯定感・自己有用感のさらなる向上を目指しています。

 

<家政科>

 家庭に関する専門学科としての家政科は、本県の学校家庭クラブ活動やホームプロジェクト発表のほか、文化祭でのファッションショーや地域で活躍されている外部講師を招いた授業など、日頃の授業で学んだ成果を発信し、地域とのつながりを大事にした諸活動を継続的に重ねております。自ら意欲的に取り組み、それらの活動を通して課題解決能力が確実に高まっています。

 

<定時制>

 定時制では、アルバイトをしながら通学している生徒が多く、仕事と学業との両立をしながら学んでおり、卒業後はさらに専門的な技術や知識を身に付けようと進学する生徒もおります。定時制・通信制高校との交流や部活動も行われており、全国大会出場という実績があります。

 

<中学生の皆さんへ>

 今年度(令和5年度)は、7月上旬に仙南地区高校合同説明会が、また、7月下旬に本校のオープンキャンパスがそれぞれ予定されています。この機会にぜひ本校の説明を聞いていただいたり、本校を訪ねていただいたりするなどして、多くの中学生の皆さんに志望される学校になるよう努力してまいります。

 

<最後に>

 今年度の創立100周年を受け、また新たな歴史の1ページを刻むために、生徒、教職員とも一致団結し、新生名取高校のさらなる発展のために「チーム感」を大事にし、保護者や地域の皆様のご支援、ご協力をいただきながら、「生徒も教職員も楽しい学校」「学び続ける学校」「信頼され続ける学校」を目指して歩んでまいりたいと思います。

 

                                                                      校長 茂木 悟