図書館ブログ

今日も図書館日和

おすすめのミステリー小説

 今回は、夏にピッタリのゾッとするミステリー小説を紹介します。その名も、背筋著『近畿地方のある場所について』

 この小説は、全国で起きた様々な不可解な事件の謎について調査していくお話です。合宿で聞いた山の中から聞こえる声、遠くに見えた人間ではない巨大な何か、ベランダで飛び跳ねる女の人、全国各地で大量に発見された不気味なシールなど、全て無関係に見える事件ですが、実は全て近畿地方のとある場所が関係しているんです。

 また、この小説には最後のページに袋綴じが付いています。その中身を見てしまえば、もう後戻りはできません。気になる方はぜひチャレンジしてみてください。

 今年の8月にはなんと実写映画化も予定されています。映画を見る前にこの小説を読み、恐怖を追体験してみてはいかがでしょうか。

 

By Q

オススメの本の紹介

   今回は、私のオススメの本である沖田円著『僕は何度でも、きみに初めての恋をする。』(スターツ出版)を紹介します。

 この作品は、両親の不仲に悩む女子高生の“セイ”と記憶が1日しかもたない少年“ハナ”の物語。

 優しくも不思議な雰囲気にハナに惹かれていくセイ、今を目一杯生きるハナと関わる中で、セイの世界が変わっていくところが見所です。

 セイがハナに出会い、辛い境遇を乗り越えていく姿に感動しつつ、甘酸っぱい青春を味わえる作品だと思います。

 

By W

統計係(4・5月担当)から

   この統計では、4月と5月の図書の貸出冊数を学年別クラスごとに集計しています。

 部分的に注目すると、1年4組の貸出冊数が76冊と非常に多く、読書に積極的な様子がうかがえます。一方で全体的にみると、クラスごとの差が大きく、貸出冊数の量にばらつきがあることが印象的でした。

 もっと多くの生徒が本を読むようになれば、学校全体の読書活動がさらに活発になると感じました。

By 3年 S

By3年 K

新学期におすすめの本紹介

 新学期、出会いの季節ですね。みなさんはすてきな出会いはありましたか。あの子に話しかけたいけれど話しかけられない。自分に自信が無いな、そう思ったことはありませんか。

 そんな皆さんに紹介したい本は、土井隆義さんの「友達地獄」という作品です。

この本では、友人関係における「本音を言えない葛藤」や「周囲との比較による自己肯定感の低下」といった、若者が抱える悩みが鮮明に描かれています。SNSでの「いいね」の数や、グループの輪に入れない孤独感。他人の成功や幸福を自分と比べてしまう焦り、そしてそうした見えないプレッシャーが友情を重荷に変えてしまう過程。表だけの付き合いの裏にある不安や嫉妬をリアルに映し出すのがこの作品です。

 17年ほど前の本ですが、令和の若者にも共感できる部分が多いはずです。高校生の今だからこそ読んで欲しいと思います。

 

By O